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三言語教育の実践と発信力の育成

本校では三言語教育を重視しています。台湾と日本の教材を取り入れたカリキュラムを実施し、児童生徒が自然に中国語・日本語・英語を使う学習環境を整えています。
特に、台湾出身で豊かな教育経験をもつ教員を小学校の担任として配置し、国語（中国語）、算数、社会（中国社会）、生活科などを中国語で指導しています。これにより、子どもたちは日常生活の中で自然に中国語環境に浸ることができます。一方で、日本人教師が日本の小学校課程の国語（日本語）、社会（日本社会）、理科、体育などを担当し、日本の学習基礎をしっかりと身につけられるようにしています。さらに、小学1年生から英会話の授業を開設し、段階的に国際的なコミュニケーション能力を育成しています。
このような教育環境の結果、児童生徒は校内で自然に三つの言語に触れ、実際に使うことができるようになります。そのため、児童生徒自身も本校の三言語教育の特色と強みを実感できます。さらには、国際的な視野や多文化理解の力を徐々に身につけていきます。
また、本校では小学校1年生から高校3年生までの全校児童生徒を対象に、中国語・英語・日本語による三言語スピーチコンテストを毎年開催しています。この取り組みを通じて、児童生徒は三言語での表現力を磨くだけでなく、スピーチの技術を高め、自信を培い、効果的なコミュニケーション能力や表現力を身につけます。

ICTを活用した先進的な授業

小学1年生から2年生まではプロジェクターを用いた映像やアニメーションを活かした授業により、理解度の向上を図っています。
小学3年生から高校3年生までは各教室に電子黒板を設置し、小学4年生から児童生徒もタブレット端末を活用した双方向型授業を行っています。従来のアナログ型授業にデジタル要素を融合させることで、より効率的で深い学びを実現しています。
さらに、本校独自で開発した教員用の校務支援システムにより、児童生徒の成績や生活記録を一元管理。不得意科目の把握や進路指導にも活用され、きめ細やかな教育支援につながっています。

進学に関する情報

本校は中華民国政府より十二年間の課程を修了する学校として承認されています。また、日本の文部科学省からは「我が国において、高等学校相当として指定した外国人学校」として指定を受けています。そのため、本校高等部の在学生と卒業生は、日本国内にある全ての大学に対して受験資格を有します。
また、中華民国（台湾）政府は海外の華僑子女の教育にも力を入れており、台湾国内の大学では帰国子女や海外学生の受け入れ体制を整えています。各大学には華僑生や海外の学生のためのサポートセンターがあり、学生生活や就職支援を行っています。学費も比較的安価で、奨学金制度も整備されているため、台湾への進学は魅力的な選択肢のひとつです。 毎年、台湾の複数の大学が来日して進学説明会を実施しており、多くの生徒が進学先として台湾の大学を選んでいます。 本校の卒業見込み生と卒業生は、台湾や日本国内の大学だけでなく、アメリカ・カナダをはじめとする海外の大学への進学も可能です。国際的な教育環境で培った語学力や多文化理解の力を活かし、グローバルに活躍する道が開かれています。

進学説明会

毎年4月に中学部と高等部を対象に、日本の大学への進学と台湾および海外進学についての説明会が行われます。 本校の進路指導の特長は、一人ひとりに寄り添い、将来なりたい職業や大学で学びたいことなどを見つけるところから始めることであります。 近年ではグローバル化が進み、進学先も世界中に広がっています。また入試方法なども多岐に渡り、選択肢が多い分学生も保護者も悩むことが多い。そのような学生と保護者にオーダーメイドの進路指導を行うのが本校の進路指導部です。

台湾の大学フェスタ

毎年6月、台湾の複数の大学が来日して進学説明会を実施しています。 本校の体育館でも実施され、大学ごとのブースで個別相談をすることができます。豊富な資料をもらうこともできるので、台湾の大学へ留学するための一般的な知識だけでなく、たくさんの大学の特色を知ることもできます。 また、具体的にどのように大学に申請したらよいのか、いつまでに何を準備したらよいのかなどについてもわかり、毎年大変好評をいただいています。

進学情報

文化活動

本校では、中華文化に根ざしたさまざまな伝統文化の活動を行っています。 龍舞・獅子舞クラブをはじめ、伝統楽器の二胡クラブや囲碁クラブ、カンフークラブなど、多彩な活動を通じて中華文化を体験し、誇りと愛着を育みます。 また、端午節や中秋節などの伝統行事では、保護者会の協力によりチマキや月餅が配られ、家族や友人とともに節句の雰囲気を楽しむことができます。