讃井康智さんは「ライフイズテック」取締役で、東京大学教育学部在籍中に森本と面識があります。その方のご意見を紹介しましょう。
学校オンライン化の闇を聞いてしまった。某有名私立校、紙の課題送付が主でオンライン授業してないのに、家でちゃんと勉強しているかの確認だけ一日に何回かオンラインであり、その最後の時間が夜8時・・・。絶句した。オンライン化して管理がむしろ強くなってる悪例。学校の権限を超えてしまってる。
— 讃井康智@ライフイズテック取締役(AI☓教育の研究中) (@sanu0822) May 6, 2020
そもそもオンライン授業が無く、紙で課題渡してるだけなら、これまでの長期休暇と同じ扱いのはず。実際、今後夏休みを削って別途授業することが明言されてるらしい。
夏休み中毎日20時にオンライン点呼する学校があれば異常でしょう?それと同じことが、今平然となされてるの理解しがたい。— 讃井康智@ライフイズテック取締役(AI☓教育の研究中) (@sanu0822) May 6, 2020
管理教育とオンライン化が魔合体すると、テクノロジーによる超管理教育が出来上がったのは震撼する。
テクノロジーで人間の可能性を拡張できるはずが、全力で可能性を抑制する方に行くとは。もはや人権侵害。
「テクノロジーが悪いのではなく、使う人間が悪い」ってことを端的に示してる事例。— 讃井康智@ライフイズテック取締役(AI☓教育の研究中) (@sanu0822) May 6, 2020
制度としての学校で重要なのは成績評価です。管理は学校の制度上の仕事ではありません。
一方とあるご家庭では、休校期間中の時間を使って、学校の課題以外に、プログラミングや映像制作を学んでいて、親御さんの知り合いのプロクリエイターがオンラインメンターしてくれていて、本人も時間を忘れるほど楽しいと。休校期間中に学力格差だけでなく、可能性格差が明確に発生してる。
— 讃井康智@ライフイズテック取締役(AI☓教育の研究中) (@sanu0822) May 6, 2020
テクノロジーは使い方次第。オンライン化することによって学習者は本来これまで以上に様々な選択肢を世界中から選べるはず。近くの大人がその可能性を、管理・規制してこれまで以上に抑圧するのか、信頼できる第三者やコミュニティにつなげて拡張するのか。近くの大人のリテラシーで格差が増幅してる。
— 讃井康智@ライフイズテック取締役(AI☓教育の研究中) (@sanu0822) May 6, 2020
2020年に生きる子どもたちが本来享受できるはずの可能性が、近くの大人のせいで低減してしまうことだけは本当に避けてほしい。子どもたちのリテラシー教育を考える前に、まずは大人のリテラシー教育だよと本当に思う。危機感がなさすぎる。全国の教員研修に今年は必須のメニューで入れてほしい。
— 讃井康智@ライフイズテック取締役(AI☓教育の研究中) (@sanu0822) May 6, 2020
子供たちの潜在的可能性のようなものを開花させるような教育は学校に限らず重要だと思います。また、それと同様の理由で、社会には特に経済的に恵まれない家庭の子女に充分な学習機会を提供する務めがあると思います。学校は社会でそういう役割を担っています。